ケアマネジャー 誕生

ケアマネジャーの誕生

ケアマネージャーという職種が誕生したのは、西暦2000年の介護保険法の施行と同時期です。日本の社会は急速に少子高齢化が進みました。1985年には、おおよそ人口の10人に1人が高齢者でした。

 

2004年にはおおよそ5人に1人になりました。2014年には4人に1人、2040年には3人に1人になると予測されています。私は現在、40才半ばです。70才になった頃、辺りを見回すと3人に1人が自分と同じ高齢者だということです。恐ろしい現実が待っています。

 

そこで、介護保険法は介護を社会全体で支えて行こうという目的で施行されました。2000年以前は介護ケアサービスは行政によって行われていました。

 

また、1987年に社会福祉士及び介護福祉士法が創設され、翌年に介護福祉士養成教育が短期大学や専門学校で始まり、介護の第一線で働く人が誕生するまでは、介護の仕事は無資格で行われていました。

 

この20数年間で介護問題をはじめ、高齢者医療費、雇用問題など、さまざまな課題が浮上してきました。それに伴って、2000年に介護保険制度が導入されました。導入はされたものの、地域での高齢者福祉を担う介護支援センターに大きな波紋が生じました。

 

ケアマネジメントは誰がするのか?その人材の育成が十分ではなかったからです。在宅介護支援センターで介護職をしながらケアマネジメントをすると人手不足に陥りました。そこで誕生したのが「ケアマネジャーの資格」というものです。

 

社会福祉士という業種は、老いに伴い発生してくる生活面での課題について、当事者が自分自身で解決できるよう支援するものです。一方、ケアマネージャーは、ケア、つまり他者による介護と看護に重点を置いて支援していくものです。

 

また、ケアサービスは要介護者の自立した生活への支援が目的ではありますが、サービスを利用することによって、過重な介護負担から家族が解放されるという面を併せもっていることも忘れてはなりません。